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バイクの購入には自社ローンがおすすめ!ほかのローンとの比較や活用するポイントも紹介

バイクは車体だけで数十万円から百万円を超えることも珍しくないため、一括払いが難しく、購入自体をためらう方も少なくありません。

そこで注目されているのがバイク専用ローンです。なかでも販売店独自の「自社ローン」は、信用情報を照会しない柔軟な審査と最短即日納車のスピード感が支持を集めています。

ただし、バイクローンは自社ローンを含めて3種類あり、収入や購入時期によって向いている選択肢は変わります。自社ローンの魅力を正しく理解し、ほかのローンとの違いを比較したうえで、自分に最適な支払い方法を選ぶことが大切です。

本記事では、バイク購入に自社ローンがおすすめの理由について、ほかのローンとの比較や活用する際のポイントを解説します。

目次

バイクを購入するときにおすすめの「自社ローン」とは店舗が採用している支払い方法の1つ

自社ローンは、銀行や信販会社を介さずにバイク販売店と割賦契約を結ぶ仕組みです。販売店が自ら与信判断をおこなうため、信用情報に不安がある方でも審査に通りやすい点が大きな特徴です。

また、自社ローンは店舗で手続きをすべて済ませるため、契約から納車までが早く、最短当日に乗り出せるケースも珍しくありません。そのため、すぐバイクを手に入れたい方に適したローンです。

バイクローンの中でも利用対象者の幅が広いため、どの方法で購入するか迷っている方は、一度検討してみると良いでしょう。

【前提】バイクローンの種類と違いを解説

バイク購入時に選べるローンは、自社ローンを含めて3種類あり、それぞれ仕組みや特徴が大きく異なります。

自社ローンには、審査の柔軟性や融資実行までのスピードといったメリットがあるものの、収入状況や納車スケジュールによっては、ほかの選択肢が適している場合もあるでしょう。もし、向き不向きを考えず契約すると、自分が希望する形でバイクを購入できないケースも少なくありません。

そのため、バイクローンの強みを最大限活かして購入するためにも、各ローンの違いを細かく把握しておくことが大切です。

ここでは、バイクローンの種類と違いについて、以下3点を解説します。

①銀行ローン

銀行ローンとは、銀行や信用金庫が提供するバイク向けローンのことです。審査では安定収入と過去のクレジット履歴が厳しく確認されるため、転職直後や延滞歴がある方は通過しにくい傾向があります。

また、融資実行までに数日から1週間ほどかかることも多く、急いで納車したい方には向いていません。一方、金利相場が年1〜3%前後と低水準なため、総支払額をおさえたい方には最適といえるでしょう。

さらに所有権は購入者名義となるため、返済途中でも一括完済すれば売却や乗り換えが自由におこなえる点も魅力です。

②ディーラーローン

ディーラーローンは、販売店が提携する信販会社を利用してローンを組む方法です。銀行ローンとは違い店頭で審査を完結できるため、融資までが早いのが特徴です。そのため、納車を急いでいる方に向いています。

金利に関しては年4〜8%前後と銀行より高いものの、パート勤務や勤続年数が短い方でも承認される可能性があるでしょう。そのため、勤務形態や収入面などから銀行ローンを諦めた方は、一度利用を検討してみるのがおすすめです。

ただし、ローン返済中はバイクが担保となるケースが多いため、支払いが遅れると車両を引き揚げられる恐れがあり、完済までは勝手に売却できない点にも注意が必要です。

③自社ローン

自社ローンは、販売店が独自審査で提供する分割払いのことです。信用情報機関を参照しない場合が多く、現在の返済能力を基準に判断するため、延滞や債務整理の過去があってもローンが承認される可能性があります。

また、審査結果に関しては信用情報に履歴が残らないため、万が一通過できなくても将来のローンやクレジットカードの申し込みにも影響しない点もポイントです。

ただし、手数料上乗せや所有権の留保など、自社ローン独自のルールも多いため、契約で後悔しないためにも、注意点は事前におさえておきましょう。

自社ローンがおすすめの理由とは?

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バイクの購入時に利用できるローンは複数あるため、それぞれに特徴があり、自分に最適な方式を採用するのがおすすめです。実際、年収や信用情報、納車時期などの状況の違いによって選ぶべきローンも変わります。

もし、自分に適していないローンを選ぶと、審査落ちで時間を失ったり、想定外の金利負担に悩まされたりするおそれがあります。そのため、自社ローンが本当に適しているのか判断するためにも、まずはローン自体のメリットを正しく理解しておくことが大切です。

ここでは、自社ローンがおすすめな理由について、以下4点を解説します。

①信用情報に傷がついていても利用できる

自社ローンでは、一般的に信用情報を参照せず、販売店が独自基準で与信判断をおこないます。そのため、過去の金融事故で信用情報に傷が残っていても、現在の収入と返済意欲を示せば承認される可能性があります。

実際の審査では、顔写真付き身分証や給与明細などを提出し、対面ヒアリングで返済計画を確認されるケースが一般的です。

より審査の通過率を高めたい方は、生活費を差し引いた可処分所得を具体的に説明して返済意欲を提示できると良いでしょう。

②銀行ローンなどと比べて納車までが早い

自社ローンは販売店が審査から契約書作成まで一括対応するため、書類が揃えばその日のうちに審査が完了するケースもあります。また、審査がスムーズに進むことで、最短で翌営業日にナンバー登録と納車を済ませることも可能です。

銀行ローンやディーラーローンのように信用情報を確認する手順がなく、融資実行まで数日待つ必要がないため、仕事や通学でバイクを急ぎたい場面で重宝します。

できるだけ早くバイクを納車したい方は、自社ローンを検討してみると良いでしょう。

③信用情報に響かない

自社ローンは、審査過程で信用情報機関への照会や記録がない場合が多いため、申し込み履歴が残らずクレジットスコアに影響しにくいです。

将来、住宅ローンやカードローンを検討する際に「多重申し込み」扱いで審査が不利になる心配が少なく、金融取引の予定がある方ほどメリットを感じます。

ただし、短期間で複数回自社ローンに申し込みをすると、業界内で警戒される可能性があります。信用情報には響かないものの、なるべく1発で審査に通過できるよう対策しましょう。

④ローンの金利がかからない

自社ローンは、割賦販売契約扱いとなるため利息という形の金利を請求しないケースが少なくありません。利息が発生しないため金利計算が不要で、支払い総額を契約時に確定でき、返済シミュレーションがシンプルという利点があります。

ただし、自社ローンを利用する際は車両価格へ販売手数料を上乗せすることが多く、実質年率換算では銀行ローンより高くなる場合もあるため注意しましょう。

そのため、実際に契約する際は金利の数字に惑わされず、手数料やその他費用にまで注目することが重要です。

自社ローンを通過させるポイント

自社ローン 通過 ポイント

自社ローンは、比較的審査に通りやすいといわれるものの、購入者の返済能力に問題があれば落ちるケースも少なくありません。審査結果は信用情報に記録されないものの、新たにバイクを購入できる販売店を探す必要があるため、手間もかかるでしょう。

ただし、自社ローンの審査は対策次第で通過率を高めることが可能です。もちろん、必ずローンを組めるわけではないものの、無策で申し込むより通過率は高まります。

時間と労力を無駄にしないためにも、ローンに申し込む前に対策すべきポイントをおさえておきましょう。

ここでは、自社ローンを通過するためのポイントについて、以下5点を解説します。

①金額が低い車種を選ぶ

自社ローンにて審査通過率を上げたい場合は、申し込み金額と収入のバランスに注目する必要があります。

たとえば、年収300万円の方が200万円超の大型バイクを希望すると返済不能と判断されがちです。もし、50万円程度のミドルクラスを選んだとすると、月々の支払額を年収の3割以下におさえられるため、販売店も返済能力ありと判断しやすいでしょう。

とくに返済能力に自信のない方は、将来的に乗り換えすることも考慮し、まずは年収の3割を目安に予算内に収まる車種を選ぶ戦略が賢明です。

②頭金を用意する

自社ローンに申し込みする際に、頭金を入れると借入総額が減るため、審査に通過できる可能性が高まります。頭金を支払う姿勢自体は、返済意欲の強さを示すため、信頼を得る手段としても効果的です。

ただし、無理に頭金を捻出してしまうと、その後の返済に回す分がなくなり苦労するリスクがあります。そのため、頭金を確保する際は余剰資金やボーナスを活用するのがおすすめです。

③収入証明ができるようにする

自社ローン審査では、過去の信用情報より現在の支払い能力が重視される傾向があります。そのため、直近の給与明細や最新の源泉徴収票、確定申告書などを提出できるかが合否の分かれ目となるでしょう。

実際に数字で収入を示すことで、担当者に返済可能性を具体的にイメージさせる効果があります。一方、書類不備や提出遅れは計画性不足とみなされ、審査落ちの原因になりかねません。

事前にデータをファイル化し、即日提出できる体制を整えておくのがおすすめです。

④保証人を用意する

保証人が設定されると、利用者の支払いが滞った場合でも回収先が確保できるため、販売店は大きくリスクを下げられます。そのため、安定した収入を持つ保証人が入るだけで、単独での申し込みより審査通過の可能性を高められます

ただし、万が一の際は保証人にもリスクが及ぶため、事前確認をしてから契約書に加えましょう。もし、保証人が見つからないときは、保証会社の利用可否を店舗に相談するのも1つの手です。

⑤虚偽や曖昧な申告をしない

自社ローンは販売店自身が分割販売をおこなうため、信頼関係をもとに成り立っているといえます。そのため、勤務先や年収、居住年数などを偽ると、後日事実確認で発覚した時点で契約解除や在庫確保の取り消しにつながります。

もし、虚偽記載が明らかになれば、別店舗の審査でも情報共有されるおそれがあるためリスクは大きいです。

契約時に不明点がある場合は素直に相談し、必要書類を漏れなく提出することが審査通過の近道になります。

バイクを自社ローンで購入する際の注意点

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自社ローンは、総額が把握しやすい点や納車がスピーディーな点など魅力的なポイントが多いものの、便利さだけで選ぶと思わぬ落とし穴にはまりかねません。

もし、審査基準や所有権の扱いを理解しないまま契約すると、バイクを購入できなかったり、完済まで自由に売却できなかったりするおそれがあります。

実際に自社ローンを組む際は、注意点を事前に確認して対策を練り、トラブルが起きないようにコントロールすることが重要です。

ここでは、バイクを自社ローンで購入する際の注意点について、以下3点を解説します。

①審査が通らない場合もある

自社ローンは審査に通過しやすい一方で、借入希望額が収入を大きく上回る場合や書類が整っていない場合には、通過できないケースもあります。

販売店は貸し倒れを避けるため、直近の給与や家計状況を細かくチェックしており、基準に満たなければ断るのが一般的です。

また、落ちた直後に別店舗へ連続申し込みをすると不審に見られることもあるため、原因を分析し対策を立ててから再挑戦するのがおすすめです。

②支払いの期日は必ず守る

自社ローンの販売店は、回収リスクをおさえるために支払い遅延に対して強硬な措置を取る場合があります。たとえ1回の滞納でも連絡なしで放置すると契約違反となり、バイクを即時引き揚げるケースも珍しくありません。

もし、期日までの入金が難しいと感じた場合は、事前に相談して返済計画を組みなおすことがトラブル防止の第一歩です。

遅延記録が残ると将来の再ローンや保証人設定にも影響するため、口座残高の事前確認や自動振替の設定でリスクを減らす工夫をしましょう。

③バイクの所有権が販売店にあるため完済まで自由に売却できない

自社ローン契約では、所有権が販売店に留保されるケースが多いため、完済するまでは購入者に譲渡権がありません。

ローンの返済期間中に急な引越しや家計悪化でバイクを売却したくても、販売店の同意や一括精算が必要となり想定外の出費が発生することがあります。

乗り換えを視野に入れている方は、短めの返済期間設定や頭金の増額で早期完済を目指すなど、柔軟な戦略を立てておくことが大切です。

自社ローンでバイクを購入する際は事前対策を立てて慎重に申し込もう

自社ローン バイク

本記事では、バイク購入に自社ローンがおすすめの理由について、ほかのローンとの比較や活用する際のポイントを解説しました。

自社ローンは、信用情報に傷があっても審査に通過しやすいことや、短期間で納車まで進めやすいなど、柔軟性に優れているため、幅広い層に適したローンです。

ただし、一見簡単にローンを組めそうに感じるものの、返済能力を示せないと審査落ちになるおそれがあります。とくに、収入が不安定な場合は店舗側がリスクを感じ、断られる可能性が高まります。

そのため、自社ローンでバイクを購入する際は勢いだけで申し込みをせず、返済能力の証明や身の丈に合った金額の車種を選ぶなどの工夫をすることが大切です。

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